クロストーク(坂田隆文プロジェクト研究編)

学生の枠なんて、超えちゃえばいい。産学連携でメンバーのアイデアが続々商品化。

どんなプロジェクト研究?

マーケティングの知識と理論をベースに、産学連携による商品企画やプロモーション提案、ビジネスプランコンテストへの参加などに取り組んでいます。坂田プロジェクト研究のモットーは「学び、楽しみ、楽しませる」。ディスカッションやプレゼンを通して、論理的思考力やコミュニケーションスキルを上げることも目的のひとつです。

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学生が主体的に学ぶアクティブラーニングがプロジェクト研究の基本。

中京大学総合政策学部

坂田隆文先生(以下、坂田先生)今日は、総合政策学部の学びの特徴であるプロジェクト研究について語っていただきます。はじめに読み手の方に向けて説明しておきますと、総合政策学部ではゼミのことを「プロジェクト研究(通称、P研)」と呼んでいて、ディスカッションやフィールドワークといったアクティブラーニングを重視しています。それではまず、皆さんが坂田P研を選んだ理由について教えてもらえますか?

河村智矢さん(以下、河村さん)高校生の時、進学相談会で坂田P研の先輩がプロジェクト研究のことを話してくださり、その姿に憧れて総合政策学部を志望しました。だから、僕は入学前から坂田P研に入ることを決めていたんです。

立木一颯さん(以下、立木さん)僕は新商品が生まれるプロセスに興味を持ったので、企業とタイアップした実践的なビジネスプロジェクトを経験できるこのP研を選びました。

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坂田先生3年生のふたりはどうですか?

齊藤梨沙さん(以下、齊藤さん)一番の理由は「自分を変えたい!」と考えたからです。入学してからしばらくの間は何かに打ち込むこともなく、ただ時間だけが過ぎていく毎日でした。そんな時、オフィスラリー(※教員の研究室を学生が個別に訪問する学部イベント)で坂田先生とお話しし、自分の考えの甘さに気付かされたんです。就職や普段の生活に対する意識が変わり、「2年次からはここでみっちり勉強しよう。自分を変えるんだ!」という思いが湧きました。

大竹杏果さん(以下、大竹さん)実を言うと私は第一志望校の受験に失敗してしまい、滑り止めだったこの学部に入りました。就職では絶対に後悔したくなくて、「プロジェクト研究選びは自分を成長させてくれる厳しいところに」と心に誓っていたんです。入学してすぐの新入生歓迎会で坂田P研の先輩方のプレゼンを見た時、ココだ!と即決しました。

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与えられるのを待つのではなく、自分から得ようとする姿勢が大切。

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坂田先生では具体的にプロジェクト研究で学んだことや、経験したことを聞かせてください。

大竹さんグループリーダーを務めたこともあって特に思い出深いのは、中日ドラゴンズの試合に若年層を集客する販促手法として提案した「ドラゴンズプロジェクト」です。これは、「ドラゴンズウォーター天然水」という商品のパッケージにQRコードを付け、球団のホームページに誘導するというもの。当初、中日ドラゴンズの担当者の方々の反応はあまり良くなかったのですが、「QRコードと若者の親和性」を理解していただこうと、市場調査やターゲット世代へのアンケートに取り組み、再プレゼンを行ったところ、採用が決まりました。この経験を通して私は、根拠と熱意を持って行動することの大切さを学びました。

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齊藤さん坂田P研では、先生の人脈やP研のOB・OGとのつながりから、多くの産学連携プロジェクトが同時進行しています。ビジネスの最前線を体感しながら学ぶ中で私は、自分の意見をきちんとまとめ、正確に伝わるように考えてから言葉にする習慣が身に付きました。また、年上の社会人の方たちと相談したり打ち合わせたりする機会が多い分、自然と敬語の使い方やマナーにも注意するようになりました。これまでたくさんのプロジェクトに参加させていただきましたが、山崎製パンさんとのコラボ企画で取り組んだ「ランチパック 梅じゃが&チーズ」の商品化が印象に残っています。

立木さん2年生の僕たちは今、「次週までにこの商品企画のアイデアを100個考えてくること」などの課題に四苦八苦しています。プロジェクト研究が始まってから自分の無知さを思い知り、毎日、新聞を読み込んで経済や政治のこと、世の中の動きを勉強するようになりました。

河村さん坂田P研では1年次の11月頃から先輩のグループワークに参加させてもらえるのですが、初めの頃はディスカッションでひと言も発することができず、挫折感を味わうとともに大いに刺激を受けました。これから先輩方に近づくことを目標にがんばります!

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齊藤さん時には先生から叱られることも、厳しいご指導をいただくこともあります。相談メールに対する返信がたったひと言、「で?」だったりとか。もう、涙が出るほどつらいんですけれど、それが「もう一回考え直してみよう」というエネルギーになりますね。

坂田先生補足しますと、「で?」は「で、何が言いたいの?」の略です(笑)。厳しいと思われるかもしれませんが、社会に出ると相手に伝わりにくいメールを送っている時点で失格です。こういう対応の根底には「自分の頭で考え抜いて、もっと成長してほしい」という願いがあります。

大竹さん私も最初は「大学生になって叱られることがあるなんて」とびっくりしました。でも、先生は私たちの成長のために、いつも本気で向き合ってくださいます。講義の時間外は冗談ばかりにおっしゃるんですけれど。そのギャップがまた、先生の魅力です。

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坂田先生誤解を恐れずに言うと、君たちはP研にとって“商品”です。そして、その“製造責任者”である私の使命は、社会で必要とされる確かな人間力を身につけさせること。でも、「教育」はベルトコンベア式に「教える」一方通行じゃダメで、学生の自ら「育む」意思と行動があって初めて成り立つものなんです。与えられるのを待つのではなく、自分から得ようとする姿勢が大切。もがいたり苦しんだりしながら、何かをつかみとった特別な達成感は将来、さまざまな困難を乗り越える力になるでしょう。
最後に、皆さんは卒業後の進路についてどう考えていますか?

河村さん僕はやはり好きなことに携わっていたいので、商品企画の方向で考えています。先日のP研イベントでOB・OGの先輩方と話して、将来への思いがより強まりました。

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大竹さん私はまだ具体的な業種業界は決めていないのですが、結婚や出産といったライフイベントを経験した後も長く働き続けたいので、その希望を実現できる会社を見つけて就職したいと考えています。

立木さん僕は中学校の教員をめざしています。正直なところ、教職課程とプロジェクト研究の両立は容易ではありません。でも必ず成し遂げて、坂田先生のように生徒一人ひとりに寄り添い、成長をサポートできる先生になりたいです。

齊藤さん私はプロジェクト研究を通して、世の中のニーズをふまえて新商品を考え、売るためのマーケティング戦略を作り上げる過程におもしろさを感じました。将来はできればメーカーなどに就職して、ここで得た学びを生かしていきたいです。

坂田先生皆さんにはぜひこれからも、圧倒的な当事者意識を持ってとことん考え、行動する経験を積み重ねていってほしいと思います。坂田P研でやっているように企業人との密なつながりを持つというのは普通の大学生じゃあまりやらないことかもしれないけど、学生の枠なんて、超えちゃえばいい。そして数年後、社会に大きく羽ばたくことを期待しています。

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